ゲーム関連の雑記

ゲームについて調べたことなどを書き記したいと思います。

【OW2】初心者が最初に練習するべきヒーローを考える

この記事では、初心者が野良でライバルプレイに臨むために最低限練習しておくべきヒーローは何かを考えたいと思います。

 

前提として、本当にOWに初めてふれる初心者はビジュアルでも能力でも、あるいは声優さんでも、気に入ったヒーローで遊ぶのが一番です。

しかし、ライバルプレイなどに臨む際には構成やアンチピックなどの要素があるため、何人かのヒーローを使い分けられた方が勝ちに近づけるというのもまた事実だと思います。

今回は、ロールごとに、これが使えればランクでも困らないのではというヒーローを考えたいと思います。

あくまで考察なので多少間違っている部分があると思いますがお許しください。

 

♢ロールはDPSかサポートから始めるのが無難

ヒーローはなるべく複数使えた方がいいが、ロールは1つに絞って構わない。そもそもOWのランクはロールごとに分かれているためまずは1つのロールでランクを付けることになる。

 

ロールごとに役割が異なり、ポジショニングや立ち回りも違うため、他に比べて簡単なロールがあるわけではない。それに、慣れてきたらすべてのロールに触れてOWの理解を深めることが望ましい。そのため、初めにプレイするロールはあくまできっかけ程度と考えて純粋にやってみたいロールがあるならそのロールにチャレンジすべき。

 

しかし、初心者がプレイするならDPSかサポートが無難ではある。

OW2ではタンク1・DPS2・サポート2というチーム構成になっているので、タンクはチームに1人しかいない。そのためタンクは他のロールに比べて責任が重い。DPSやサポートの責任が軽いというわけではないが、同じロールに味方がいるためフォローが期待でき、あまり失敗を恐れずにプレイできる。

 

♢タンクはチームの要

先述のように、タンクはチームに1人なので責任が重く初心者向きではない。

また最前線で戦うことが多いため後ろにいる味方の位置の把握などが難しく、DPSやサポートの動きを頭に入れておかないと連携が難しいのも初心者に向かないポイント。

 

しかしタンクは他のロールに比べて単体性能が高く、また味方とピックがかぶることもないので自信のあるヒーローを用意できれば勝率を安定させやすいとも言える。(単体性能の高さゆえに環境やナーフなどの影響を受けやすくもある)

 

使い分けを考えて練習するとしたら、”ダイブ的タンク+ポーク的タンク"の組合せがいいのではないか。環境によっては"環境トップ+その苦手をカバーするヒーロー"の組合せもあり得る。

 

・"ダイブ的タンク+ポーク的タンク"は構成やマップによって使い分ける。

ダイブ的タンクはウィンストンかD.Vaのいずれか、ポーク的タンクはシグマかラインハルトのいずれかが代表的で味方と連携が取りやすいと思われる。

シーズン1の11/18パッチ以降ではウィンストンが環境の中心と言われているため、ウィンストン+シグマの組合せがよさそう

 

ダイブとは移動スキルを持つヒーローで敵の後衛あるいは強いポジションに飛び込み、敵の前衛後衛を分断したり陣形を崩したりする戦法。

敵がいる場所に飛び込むため強力なタンクと言えど1人では難しく、一緒にダイブできる味方に合わせてピックしたい。ただしエスコート(ペイロードを押すルール)などで敵に高所を取られてなかなか進めない場合はダイブできる味方がいなくてもダイブタンクをピックして高所から敵を降ろすだけで戦局を動かせる可能性がある。

 

ポークは中遠距離から相手に継続的にダメージを与え、ワンピックによる人数有利を狙ったりダメージレースに勝ちながらウルトを回転させたりする戦法。

タンクのヒーローはほとんど中遠距離での強力な攻撃手段を持っていないのだが、バリアを張ることができるタンクは敵の射線を切って味方の射線は通すことができるのでポーク構成に採用される。長い直線があるマップや、相手と距離を取って戦う余裕がある場面でバリアを上手く使いたい。

 

・"環境トップ+その苦手をカバーするヒーロー"の組合せは、特に強いタンクがいる環境の場合に有効。

OW2リリース当初はザリアが非常に強かったため、とりあえずザリアを使えるようになればたいていの試合で不利にならなかった。ただし機動力に欠けるザリアの苦手な高低差のあるマップや、相手がラインハルトでザリアを抑えに来た場合に備えて、ウィンストンかD.Vaも使えるとより安定して仕事ができるという感じ。

ザリアのナーフによって一強と言えるような環境ではなくなったため、現在この組み合わせは厳しいと思われる。仮に今後いずれかのタンクが環境の中心になった時には検討の余地があるかも。

 

まとめ

ダイブ的タンクとして、ウィンストンかD.Vaを使えるようにしておきたい。

ポーク的タンクとして、シグマかラインハルトを使えるようにしておきたい。

それぞれ1人ずつ、2人のヒーローが使えれば最低限味方の構成に合わせることができるのではないか。

 

環境に特に強いタンクがいる場合は、そのタンクをメインに練習すれば戦える。

 

♢DPSは最低限の"じゃんけん"ができるようになりたい

※現在環境トップのソジョーンですが、今回はあえておすすめしません。弱点がないので初心者向きと言えるかもしれませんが、個人的には万能ゆえにOWの理解度が高くないと強く使えないのではないかと思っています。

少し具体的に言うと、ソジョーン自体の習熟度として重要なのはレールガンでキルを取れるかというポイントだけで、色々なヒーローを使ってポジショニングなどの理解を深めておかないと、他のスキルを使った強い動きができずただチャージ溜めてワンパンできたらラッキーなキャラにとどまってしまうのではないかという考えです。それなら他のヒーローを特徴を生かして使った方が強い(強くあってほしい)と思っています。

 

DPSはダメージを出して強力なウルトを溜めながらなるべく多くのキルを取ることが仕事だが、キルを取るためには相手の弱点を突くのが効果的。つまり相手の構成に有利なピックを求められるというのがDPSの特徴でもあるため、なるべく広いピックプールを持っておいた方がいい。

 

それを踏まえて必須のDPSのタイプを考えると、ヒットスキャン・ダイブ(フランカー)・アンチタンクの3タイプから1人ずつを使えるようにしておけば、ほとんどの試合でピックチェンジにより不利ではない状況を作れるのではないか。

 

・汎用性が高く中距離でも戦えるヒットスキャン

ヒットスキャンは、メイン武器が射撃の瞬間着弾する、"即着"の性能を持つヒーローで、中距離でも安定したダメージが見込める。

また、相手にファラやエコーなどの飛行アビリティを持つヒーローが出ている場合は、サポートが常にダメージにさらされて機能不全に陥るため、ヒットスキャンをピックして対空圧力をかけなければならない。

ヒットスキャンのヒーローで初心者でも使いやすいのはキャスディかソルジャーだろうがアッシュも選択肢に入る。基本武器の性能に癖がなく他のFPSの経験を生かしやすいのも共通する特徴。

ウィドウメイカーもヒットスキャンではあるが得意距離が偏っており汎用性に欠けるため今回は挙げない。

 

・敵の後衛にアクセスするダイブ/フランカー

ダイブ(フランカー)は、射程が短いが移動アビリティを持っており、敵の後衛に直接絡みに行くことができる。ウィンストンなどのタンクと合わせる場合はダイブと言われるが、単独で敵の裏に回る場合はフランカーと呼ばれることも多い。

できればキルを取りたいが、相手のサポートが回復行動を取れないように妨害するだけでも役割は果たせる。また、相手のウィドウメイカーが暴れている場合などは、敵が苦手な近距離戦を押し付けるためにピックしたい。

ダイブヒーローは敵陣で戦うため立ち回りがシビアでそもそも初心者向きではないかもしれないが、どうしても相手後衛に圧力をかけたい場面があるためトレーサーかゲンジを使えるようにしておくべき。オーバータイムにどうにかポイントに入るのにも使われる。

ソンブラもフランカーとしての特徴を持つが、とりあえず後衛に絡むというよりは相手のアンチとして対象を絞った動きが求められるため今回は外した。(ドゥームフィストやレッキング・ボールなどソンブラで対策したい相手が現在軒並み低評価なのも理由)

 

・相手のタンクを止めるアンチタンク

アンチタンクは、相手タンクの体力やシールドを削りきるだけのダメージを出せるDPSとして今回用意した分類。

分類しておいてなんだが現在のウィンストン環境ではとりあえずリーパーを使えるようにしておきたいというだけ。リーパーのショットガンは体の大きなタンクに対してダメージを出しやすく、またリーパー自身が体力250に加えて与えたダメージの35%分回復するという高い耐久を持つことからタンクに対して近距離戦を仕掛けられる。

他にはジャンクラット、バスティオン、シンメトラなどをアンチタンクヒーローとして想定しているが現環境ではあまり強くないのでリーパーだけを挙げる。

メイやファラもエリアコントロールと共に複数のタンクに対して強い動きができるヒーローだが、どうしても欲しいという場面が多いわけではないので興味があれば程度にとどめておく。

 

まとめ

ヒットスキャンとしてキャスディ・ソルジャー・アッシュの中から1人使えるようにしておきたい。

ダイブ(フランカー)としてトレーサーかゲンジを使えるようにしておきたい。

アンチタンクとして現環境ではウィンストンなどのタンクに強く出られるリーパーを使えるようにしておきたい。

それぞれ1人ずつ、3人のヒーローが使えればほとんどの相手に対して同等あるいは相性有利に出られるのではないか。

 

ソジョーンは現在非常に強い性能を持っているが、ソジョーンだけを練習するよりも他のヒーローを使えるようになってからソジョーンに触った方がより強い使い方ができるという理論で今回はあえておすすめしない。

その他のヒーローも特定の状況では刺さるため興味があればトライ。

 

♢サポートはヒールだけでなく強いスキルやウルトを使いこなしたい

サポートはどのヒーローもヒール能力を持ち、それプラス特徴的なスキルとウルトを持っている。ヒールするのはサポートの最も重要な仕事ではあるが、ヒール以外のアビリティを上手く使うことが重要

 

その上で強さと汎用性を考えると練習しておくべき組合せとしては、スキルが強いアナ/キリコ+ウルトが強いゼニヤッタ/ルシオを推したい。

 

・安定したヒールができスキルが強いアナ/キリコ

ヒール量が多く、即時回復スキルを持ついわゆる"メインヒーラー"をこなせるヒーローは野良でサポートをプレイする場合必須と言って間違いない。野良では回復が足りないことを一番に避けたいので、ヒール量は多少過剰でも構わない。

 

メインでの秒間回復量(リロード込みHPS)が特に高いのは77.7のアナと78のキリコ。アナはエイムが要求され、キリコは着弾までのラグがあるが、遠距離や飛んでいる味方でもヒールできる

アナとキリコのもう一つの特徴はスキルが強力なこと。アナは敵のタンクなど強力なヒーローに妨害系のスキルを入れて味方のキルチャンスを作れ、キリコは戦闘中の味方を素早く支援して局所的な有利を作れる。

 

基本的な立ち回りとしては味方の位置が全体的に見わたせる位置を取ってタンクをヒールしつつ、削れたDPSがいれば適宜回復を届けるという感じ。それに加えてスキルを使える機会をうかがっていく。ウルトは両者とも集団戦の開始時もしくはやや有利な状況からより有利な状況を作るので、人数不利などこちらが劣勢の時は慎重になりたい。

 

・ヒール能力は限定的だがウルトが強いゼニヤッタ/ルシオ

即時回復スキルを持たず瀕死の味方を一気に回復することは難しいため"サブヒーラー"と呼ばれることの多いヒーロー。しかし、相手のダメージ系のウルトを無効化できるカウンターウルトが非常に強力。サブヒーラー二人の組合せは回復が足りなくなる可能性が高く避けるべきだが、味方にメインヒーラーがいる場合は役割分担も自然とできやすくチームの隙をかなり減らすことができる。

 

ゼニヤッタルシオはヒールより戦闘支援に適したスキルを持っていて、常にヒールのことを考えるというよりはできるだけのヒールはしつつ、ダメージを出してなるべく早くウルトを溜めることを考えたい。ウルトを早くためるため、またタンクを見てくれるメインヒーラーと役割分担する上でもDPSのヒールを心掛けたい。

そして強力なカウンターウルトを合わせるために相手のウルト状況を意識することも大切。代表的なのはゲンジの龍神剣やリーパーのデスブロッサム。

 

両者は移動力に差があるため立ち回りは異なるが、ゼニヤッタは後方で敵に絡まれにくいポジションを、ルシオは味方と集団で動くことを特に意識したい。味方とフォーカスを合わせてダメージやキルを狙うことも大切。

 

まとめ

スキルが強く、メインヒーラーとして有力なアナ・キリコのいずれかを使えるようにしておきたい。

ウルトが強く、サブヒーラーとして有力なゼニヤッタルシオのいずれかを使えるようにしておきたい。

ヒーラーの組合せはあまり気にしなくていいが、ゼニヤッタルシオの組合せだけはヒールが足りないので避けた方がよい。